真人間?

新感覚癒し系魔法少女ブログ

ブスとショートケーキ

突然ですが皆さんは自分の顔のこと、ブスだと思いますか?美人だと思いますか?私は鏡の中では橋本環奈に負けず劣らずだと思っていますが、外に出ると髪の毛が変色したボストロールになります。きっと本当の私は鏡の迷宮に囚われているのでしょう。早くそこから連れ出してくれマイプリンス。

 

さて、今日は面白いツイートを拝見したので紹介したいと思います。

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このツイートへの感想としては「マジでこれが世の中真実」としか言えません。強いて言うなら、ブスが化粧してもお洒落なイタ飯屋さんにはなりません。良くてドブ川の護岸工事です。溢れ出すブスの奔流を少しでも抑えようと護岸を塗り固めるのですが、少し経ってくるとじわじわと水漏れならぬブス漏れが始まります。欠陥工事じゃねえか。しかし可愛い子はこんな苦労することなく、ふんわりと白いホイップクリームのような肌の上に、摘みたての苺のように赤いチークとリップを塗ってケーキを完成させます。このことから分かるように、ブスと美人には圧倒的な格差があるのです。ブスはドブ川の中で夢を見ます。


いつか私も表参道に店舗を構える有名パティシエに作られたようなイチゴのケーキになりたい……!あまおうとか乗せられたい……!


ですがブスは生まれてから一回もドブ川から出たことがありません。ですから自分がどんな見た目なのか分かりませんでした。とある日、ドブ川の近くを、それは綺麗な苺ケーキとスフレケーキが通りかかりました。ブスは目を見開きます。歪みも淀みも汚れもないケーキ達は、飾り付けられた飴細工を光らせてキラキラ笑っています。すると、ブスは苺ケーキと目が合いました。滑らかな生クリームで包まれた肌は白く美しくありました。
「あら、あなたそんなところにいて恥ずかしくないの?」
苺ケーキは鈴のような声で問います。ブスは素直に疑問を感じました。生まれてからこのかたドブ川から出たことが無いのですから、ブスにとってドブ川が自分の世界なのです。だから、そんなところ、と言われた理由がさっぱり分かりませんでした。
「ほら鏡をご覧なさいよ、見っともないワ」
スフレケーキがドブ川に手鏡を投げ込みます。流れてきた手鏡を開くと、そこには世にも悍ましい、この世のものとは呼べない汚物がそこには居ました。ブスは叫び鏡を投げました。こんな見た目をしていたのに、苺ケーキになりたいなんて、なんて私は浅ましいのだ。狼狽えて泣き出すブスを横目に、ケーキ達はバツが悪そうな顔をして帰って行きました。
ブスはそれから、ずっと泣き続けました。流し続けた涙によって川は溢れ、水は堰を超え、やがて村は飲み込まれていきました。村を超えた先にある街の人間は大騒ぎしました。このままでは全てがブスに飲まれてしまう。そして住民達はとある作戦を決行することにしました。
次の日、勇気ある若者がCDプレーヤーを片手に川へと近づきました。若者は泣き叫ぶブスに向かってZARDの『負けないで』をかけました。次第にブスは流れてきた音楽を聞き込んでいきます。そして水が引いた瞬間を狙って、住民達が一気に作戦を開始しました。
まず、川べりの汚れを流すためにハトムギ化粧水が突撃します。500mlという大容量かつコスパの良さから評価の高い彼は次々に汚れを落とし、潤いを与えていきます。そして、ニベアの日焼け止めが、崩れた岸辺を塗り固める為に下塗りをしていきます。アットコスメで高評価されて、仕事ぶりに定評がある彼はここでもスキルの高さを現しました。次に続くのは、新進気鋭のSUGAOと圧倒的安心感KATEです。スフレのようなCCクリームが整えられた岸辺を走り、所々に散らばるシミをコンシーラーが包み隠していきます。ブスは曲が終盤に差し掛かったころ、岸を見て驚きます。あんなに薄汚かった岸がワントーンもツートーンも明るくなっている……!とブスは感激しました。その時、橋の上からある1人の男が叫びました。「あとは俺たちに任せて!」それは、時間が経っても化粧が崩れにくく、ワンコインで買えるというお手軽さが売りのセザンヌのファンデーションでした。
多くの化粧職人が岸を塗り固め、花や美しい橋で川岸を飾り、やがてそこは、とても美しい河川敷と呼ばれるようになりました。美しく咲く河川敷の花を見て、ブスは思いました。「私がブスだったのは、顔ではなく心だったのね」

それから何年か経ち、苺ケーキとスフレケーキは景色が良いという河川敷を散歩することにしました。緑に溢れ、人々が集まり、通り過ぎる風が心地よく体を抜けていきます。
「わあ、こんなに綺麗な川、都会にあったのね」
2人が見つめる先には、太陽の光をいっぱいに受け止めて宝石の欠片のように光る、澄んだ川がありました。

 

結局、ブスはケーキにはなれませんでした。ですが、人々に愛される清流になることができました。私達ブスはブスということを受け止めることが、成長への第一歩だと思っています。その先から、愛されるブスになるのか偽りの美人を目指すのか選ぶ時がやってくるでしょう。女にせよ男にせよ、美しいものを僻んでいる間はブスのままです。ブスはブスなりに自分の着たい服を着ればいいし、好きな髪型にすればいいと思います。実際私もそうですし。でも、一度きりの人生ですから、理想の顔に近づける努力をする人を蔑んではいけないと思います。整形する人が羨ましいと常々思いますし、バカにならない費用を捻出する努力を蔑視する権利は誰一人としてありません。自分の顔に誇りを持って街を歩けるようになりたいものです。

 

あ〜〜〜〜!!!!高⚫クリニックで全身整形してえよ〜〜!!!!!!佐々木希になりてえ〜〜!!!!!!!!